夏が近づくと増えるやつら・・・

うりずんの季節ですがはやくも蒸し暑い日がつづきますね。もう夜にクーラーを稼働させてる動物看護師Aです。

 さて、こんなあつい日が続くといよいよ夏到来!!!というかんじがしますが夏になると出現率のあがるのがG(方言でとーびーらー)。こいつが私はとても苦手ですがあともうひとつ動物たちにとってでるとこまるのがです!くわしい飼主さんはご存知かとおもいますが、蚊は「フィラリア症という病気の原因となるフィラリアを媒介する虫なのです!!!!

「フィラリアってなに?」と疑問におもわれた方もいらっしゃるかと思いますので、くわしく紹介いたします。

←このそうめん状のものがフィラリアの成虫です。                 そう!フィラリア症はフィラリアという寄生虫が犬の心臓(フェレット・ネコなどにも寄生する例もありますが今回は犬中心にご説明いたします。)に寄生することで起こる疾患です。

症状:ゼーゼーとした咳、カーカーとのどに何かがかかったような咳をする。

   元気・食欲がなくなる。運動後に失神して倒れる。貧血をおこす。

   やせているのにお腹だけがふくらんでくる。赤いおっしこがでる。

といった症状がでてきます。

一度心臓に寄生してしまうと心臓の血管からフィラリアの成虫を釣り出す手術や薬剤で駆虫する方法がおもな治療法ですが、どちらもリスクの高い処置になりますので予防薬で防いであげることが治療費・動物の負担をかんがえると最善ではないでしょうか?

沖縄では一年中蚊が発生しますので(室内飼いのわんちゃんも例外ではありません!!)一年をとおして予防が必要です。どのような予防法があるかというと予防薬を毎月一回飲ませていただく、という予防を永井ペットクリニックではおこなっております。注射での予防もあるのですが副作用で体調を崩す子が多いので経口投与での予防をおすすめしています。

新しく仔犬を迎えた!本州から沖縄に引っ越してきたけどフィラリア予防は必要?室内で飼っているから一度も予防をしたことがない!というかたは一度フィラリア症の予防法を動物病院にお尋ねください。

予防薬をはじめるまえに血液の検査(15分ほど)で寄生の有無をしらべてから投薬をはじめる場合もございますので、前もってご相談ください。