8月になりました。

ブログの更新が遅くなりまして大変おまたせいたしました(^^;)←待ってないって言わないで下さいね(笑)

日中の暑さは厳しいですが早朝・夜中は徐々に涼しくなって早くも秋めいてきた?と思っている看護師Aです。

でもまだまだ暑い日が続きますので熱中症や夏バテにはお気を付けてくださいね。

さて最近は病院らしいお話が少ないようなwww気がするので。今日は少し病院らしいブログにしようとおもいます。

当院では食欲がなく自力での採食が出来なくなってしまった子に対して、首の大きな血管(中心静脈)からの点滴のほかに合わせて咽頭ろうチューブの挿入も行いチューブからの強制給餌をよく行います。

これは麻酔下で処置を行わなくてはいけないデメリットもありますが、多くの量の強制給餌を行えるうえに食欲がでてきたら自力採食も可能なので退院後もしばらく挿入した状態で退院し、自宅でも強制給餌を行いながら自宅療養できるので退院後の投薬・栄養管理が安定して行うことが可能です。

実際流動食を流し込んでいる風景です。

当院では流動食も通常のドライフードをフードプロセッサーで粉々にすりつぶしぬるま湯でといたものを使用しているので、自宅に帰っても栄養補給が入院中と同じように管理できます。

 

最初は皆様「難しそう・怖い・可哀想」と不安を感じられる方がおおいのですが、実際咽頭ろうチューブでの強制給餌を行っていくと多くの飼主様が「これまでは毎日食べてくれなかったり、薬を与えることがストレスだったけど慣れるとこの方法が楽だし、うちの子も楽そうにしている」と喜ばれる飼い主さんが多いです。

給与量や状態が落ち着くまではすぐに吐いてしまったり、異物を体内に挿入しているので咽頭ろうチューブを挿入している術創周りが落ち着くまではジュクジュクしたり腫れたりとデメリットもありますが、それ以上に早めに自宅へ帰宅できる。自宅での投薬・給餌管理が確実に行える。という大きなメリットもあるので、いまは健康に過ごしているペットの飼主様もいざこの方法を獣医の先生から勧められた際に「あぁ前にブログで紹介されていた治療法ね」と思っていただけるように紹介してみました。

興味がある方は当院スタッフにお尋ねください。もちろんこの方法はあくまでも病気等で食欲が廃絶した子や口腔内に問題があり自力での採食が難しい子に適用するものです。

この子も咽頭ろうチューブを経験したサニーちゃんです。

残念ながらもうお星さまになってしまった子ですが、咽頭ろうチューブで給餌を行い続け退院、通院治療を行えるまでに回復してくれました。

 

強制給餌後感じる事ですが、やはりお腹になにか食事が入ることで体調は極限まできつい子でもすこしほっとしたように横になって寝てくれることが多いです。体温もほんわりあたたかくなるのでやはりちがうなとかんじます。

 

もしも獣医師に咽頭ろうチューブ挿入を勧められて迷ってらっしゃる飼主様がいらしたら是非一人で悩まずにスタッフにご相談くださいね。

今年は台風の発生が少ないうえになかなか上陸しそうにないので日中の気温が32℃となかなか涼しくなりませんが、引き続き熱中症対策・体調管理に気を付けてくださいね。

 

最近は7月に聞こえていた蝉の鳴き声も減っていき、ショッピングセンターへ行くと梨や秋物の衣料品がでており「あぁもう夏も終わりになってきたんだな」と感じる機会が増えてきたと感じます。

 

暑さが苦手なので早く秋になってほしい看護師Aです(笑)(夏好きな方々すみません。)

 

当院は旧盆も変わらず診療予定なのでお電話で確認の上来院ください。