ネガティブワードとペット

ご無沙汰気味のブログで申し訳ありません!今回の担当看護師Aです。

10月に入り急に朝夕がさむくなりましたね!連日天気も悪いので体調には気をつけて下さいね。

 

さて今回は「ネガティブワード」があたえるペットへの影響について書いていきます。

まずはだいたいの方が「????」とおもいますが、たとえば飼い主「今日は注射だよ!病院にいくからおいで~」というといつもは喜んで駆け寄ってくるペットがなぜか近寄ってこない。という経験ってありませんか?または飼い主「も~!!!大人しくしなさい〇〇だめ!」と診察中嫌がるペットにこういった声かけをされている方はいないでしょうか?

 

ついついご自身にとって嫌だな、痛いだろうなと感じられる処置・出来事がある場合ペットに対してネガティブな声かけでなだめてしまいがちですが実はペットを緊張させてしまっている場合があります。

とくに猫は飼い主さんの雰囲気や緊張の度合いで何か起こりそうと察知するのが得意です。

「病院に行く日に隠れる・いなくなる」というのはそういった雰囲気などいつもと違う状態を察知しています。

 

犬も表情や声のトーンなどで「いつもとちがうぞ?」と感じる子がおおいです。

 

特に診察時、体温測定・注射・採血時。飼い主さんが長年飼育されていて処置の風景になれている、医療従事者でなれている、といった場合比較的すんなり処置が終わる場合があります。(もちろん例外もありますが)

逆にそういった処置が苦手な飼い主さん、お子さんも一緒、新人の看護師、が一緒の空間にいる場合いつもは大人しい子なのに大暴れする、とても嫌がる場合があります。そのとき多い声かけが「嫌だねー」「怖いねー」「いたいねー」といったネガティブワードを使っている事が多いです。

犬・猫はだいたい3~4歳児くらいの知能指数であると云われています。私たちも心がけていることですが不安を感じている動物たちを安心させるために、落ち着いたトーンの声で「大丈夫だよ」「いいこだね」「えらいね」といったポジティブワードを使うこと!威嚇されても吠えられても落ち着いて急に動かないことを心がけています。

当院では基本的に飼い主さんに保定を手伝っていただいていますがお願いしているのが、「頭をなでて落ち着かせてあげてください」と言うことです。

なるべく自然な形で処置をしてストレスやトラウマを与えたくないのでお手伝いをおねがいしていますが、飼い主さんがとても緊張されていたり、処置の風景が苦手な場合はお預かりして治療する場合もあります。

ペットに触れる人間が落ち着いているとペットも落ち着いて診療をうけてくれる場合が多いので、飼い主さんもポジティブワードをかけていただけるとストレスなく診療ができるので、もしよかったら試してみて下さい。

10月は院長の不在日が多く診療時間の変更があります。ホームページまたはお問い合わせにて診療の確認をお願いいたします。

 

また急に寒くなったり乾燥したりする時期なので心臓の悪い子は咳き込みが多くなったり、猫ちゃんは飲水量がへりトイレの回数が減ることで泌尿器系の疾患が増えてきますので注意が必要です。

おかしいなと感じたら早めの来院をおすすめいたします。